<時事川柳> 国連改革

国連の　理事国遠くに　かすむだけ　

ドイツらと　連合を組み　改革し

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

国連安全保障理事会の常任理事国は現在、米ロ中英仏の五か国である。

その常任理事国入りを目指す、日本、ブラジル、ドイツ、インドの４か国の

外相会合がニューヨークで開かれた。

目的は、国連創設７０周年となる来年に、安保理改革の実現に向けた具体

的な成果を出すために、４か国が連携して取り組むと言う共同声明を発表

した。

趣旨は、第２次世界大戦の戦後、国連が創設されて以来、加盟国の数が

アフリカの独立で、200超と大幅に増えるなかにあって、安保理の構成は

ほとんど変わりがない現状を変えたい。

常任理事国数を５から７ないしは９まで増やすこと。非常任理事国数を同様

に増やすことを念頭にしている。

しかし、日本にとってのハードルは、「敵国条項」。

日本は、ドイツ、イタリアとともに、戦犯あつかい、敵国条項で差別されている。

常任理事国は、基本戦勝国、ここに日本、ドイツが入れるのか？

世界を納得させうるかが問題。

しかし、金は出すが、地位の無い日本、なにせ、米国に次ぐ資金提供国。

もっと地位を上げたいが、中国、応援団の韓国の攻撃は続くだろうね。

このハードルもクリアしないと、常任にはなれない。

来年が国連創設７０周年、この節目をうまく利用できるか外交力の見せ所。

タグ：国連改革 時事川柳